近頃、ドレスアップとしてウインカーをLED化しているクルマが多くなってきていると感じます。やはりLEDのキレの有る点滅はいいですよね。しかし、昼間にウインカーを出しても点灯しているのかわからないほど暗かったりするクルマもいます。
現在のバルブに落ち着くまでに数種類のLEDバルブを購入してきました。しかし、殆どが純正より暗く、ボツになりました。まさに安かろう悪かろうでございます。
ここでは、購入してきた中で一番良かったバルブとダメなバルブを比較していきます。ウインカーをLED化したい方の参考になれば幸いです。
LEDバルブの比較
比較対象
ヤフ◯クで買った2個で2300円の48W級LED球
残念ながらダメなバルブ代表。謳い文句は48W級爆光!!というもの。LEDのチップ数はW数と同じ48個。これは1WのLEDチップが48個ついてるからなのでしょうか…??
黄色の部分はプラスチック、シルバーの部分はアルミのような材質で、ヒートシンク構造になっています。
実際に光らせてみます。極性はありません。
直接見ると眩しく感じる程度には明るく見えます。単体での明るさは良好。
しかし、ソケットへの固定が甘く、カチッとはまりません。ゆるゆるです。振動でソケットから外れてレンズ内に落ちてしまうのではないかと心配になります。
PHILIPS製エクストリームアルティノンLED
Amazon等のネット通販でT20の2個セットが約5000円程です。ちょっと高価に感じるかもしれませんが、3年保証付きで安心。先程の48W級と比べると、ずっしりと重い。
頭頂部は表面積を多く取れるフィンのような構造になっていて、放熱性を重視していることが分かります。LEDチップ数はたったの2個。
実際に点灯させてみます。極性があります。
写真では1チップしか見えてませんが、かなりの明るさ。
頭部に光源は無く、ソケット取付部に向かって光を照射していることが分かります。
他にも幾つか買ったのですが、あまりにダメだったので捨ててしまいました(笑)
実際に取り付けて比較
リフレクター内に取り付けて比較してみましょう。
純正T20白熱球
まずは基準となる純正T20白熱球から。もちろん一番明るいタイミングのショットです。
純正だけあって、リフレクター全体を無難に照らしています。
48W級LED
次にヤフ◯クで買ったLED。単体では明るかった印象でしたが…。
左右上下のリフレクターにはそこそこ光が当たっていますが、ソケットに近いリフレクター部に全く光が当たっておらず、総じて暗いです。
PHILIPS製LED
LEDチップが2つしかないPHILIPS製はいかに。
これはかなり明るいです。発光部が無い頭部が黒く見えますが、それを感じさせないほどにリフレクターからの反射が大きい。真正面から見るとかなり眩しいです。
3つ並べてみると一目瞭然。左中右それぞれ 48W級、純正白熱球、PHILIPS製



純正白熱球で照らしきれていなかった部分が、PHILIPS製ではちゃんと照らすことができています。48W級は言わずもがな。
遠目から比較
まずは左:PHILIPS製、右:48W級。
次に左:PHILIPS製、右:純正白熱球。
明るさは
PHILIPS製>純正白熱球>>>>48W級
といった感じですね。
リフレクターの形状にもよると思いますので、一応、自己責任で選んでくださいネ。
耐久性も含めておすすめできる
オススメはやはり、純正以上の明るさを持つPHILIPS エクストリームアルティノンでしょう。コレ買っとけば間違いないです。
私の場合、年間走行距離1.5~2万キロで取り付けてから4年弱経過していますが、未だに使えています。足回りは社外車高調いれていて硬めの足回りで振動も大きい方だと思います。当然しっかりとウインカー出してますよ。
2020年10月耐久性についての追記
2015年12月に購入し、リアウインカーとして使用していたセットは8か月後に片方が点灯しなくなりましたが保証により新品へ無償交換。その後は2020年10月現在まで問題なく使用できています。走行距離は約6万キロ。
2016年2月に購入し、フロントウインカーに使用したセットは2020年現在までノートラブルで使用できています。
万が一点灯しなくなっても3年保証があるので、製品と車検証のコピー、購入時のレシートを着払いで送れば新品と交換してくれます。
5000~6000円とはいえ、安いものを何個も買って試すよりよっぽどいいです。マトモなLEDウインカー球の中ではダントツで安いです。
T20とS25がラインナップされています。
こんなLEDバルブは買うな!
3000円以下のLEDバルブはオススメしません。〇〇W級!!爆光!!!といっている物ほど信用できません。
失敗したくない方はこの記事でご紹介したPHILIPSのLEDバルブをおすすめします!
まとめ
ウインカーをLED化するときの注意点は、純正と同等か、それよりも明るいものを選ぶことです。
万が一、ウインカーが暗く、見えづらい事が原因での交通事故が増えた場合、最悪ウインカーのLED化が禁止されるということもあるかもしれません。現に暗いLEDウインカーの車両もちらほら見かけます。
暗いLEDウインカーバルブは、事故の誘発やトラブルの元になりますので絶対にやめましょう。