PS4 Proがうるさいので対策を行う【PS4Pro分解清掃とCPUグリス塗りなおし】

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PS4Pro(CUH-7200)の分解清掃備忘録です。

きっかけ、それは突然やってきた

ある日のこと、エースコンバット7にて石油備蓄タンクを大量に破壊するミッションをプレイしていたら、突然ドライヤーのようなブォォオオン↑というけたたましい騒音が部屋に鳴り響いた。それがPS4Proのものだと理解するまでに、そう時間はかからなかった……。

石油タンクを破壊した時に画面いっぱいに爆炎のエフェクトが出るのですが、これの負荷がかなり高いらしく、内部の温度が急上昇してファンが全開運転を始めてしまったようです。

同じ状況のミッションは過去に何度もプレイしましたが、ファンが爆音を出したのは今回が初めて。内部に蓄積された埃での通気性悪化や、CPUグリスが乾いてしまって熱伝導性が落ちているのでは?と思い、分解清掃に手を出してみました。このままでは夏を乗り切れるか不安なので…。

PS4Proの分解

分解清掃するPS4Proの型番はCUH-7200です。2018年12月購入。

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今回YouTubeにあるSONY公式の分解動画を参考にしましたが、その動画内で分解しているものはCUH-7000のようで、ビスの本数や基盤の形など細かい部分が異なっていました。他にCUH-7100という型番もありますが、そこまで大きな差は無いはずです。

 

必要な工具

T8 いじり止めトルクス(ヘックスローブ)ドライバー

必需品。これがないとカバー開くことすらできませんので1本用意しましょう。

H型 No.1 プラスドライバー 

小さい普通のプラスドライバーでOKです。

エアダスター

内部のホコリを飛ばすために使います。

CPUグリス

今回はシルバーグリスといわれる熱伝導性能に優れたものを使用します。ちょっと量に対して割高ですが、どうせやるならいいものを使いたい。

その他クルマ用の内装はがしや、ビスをまとめておくための小皿、マイナスドライバー、ピンセットなどあると作業性アップにつながります。

 

作業工程

分解は保証が無効になるだけでなく、有償修理も受けられなくなります。分解は自己責任にて行ってください。

ストレージの取り外し

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必ずPS4の電源を切って下さい!スタンバイモードのままになっていませんか?

最初にハードディスクまたはSSDを取り外します。手順は今更記しませんがここで難しそうだと感じる方は分解清掃に手を出さないほうがいいと思います。

下側カバーの取り外し

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封印シールは剥がしたら最後、保証は切れてしまいます。それで問題ない方のみ進めてください。

本体後ろの封印シールを2か所剥がします。ピンセットなどで端をめくると剥がしやすいです。

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シールを剥がすとT8が1本あるので外します。SONY公式の分解動画(CUH-7000)ではビスが3本ありますが、CUH-7200では1本に減っていました。

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正直下側カバーを外すのが一番大変だったような…。図のようにビスがついていた所をマイナスドライバーでこじって少しづつ広げていくのが確実だと思います。焦らないのがポイント。

電源ユニット固定ビスの取り外し

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カバーが外れたら、図の赤丸、マザーボードを貫通しつつ電源ユニットを固定しているT8を2本外します。

表側カバーの取り外し

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次は表側のカバーを取り外します。

赤丸の部分(SONYとPS4のロゴがある辺り)を上に引っ張るとツメが外れるので、緑矢印の方向へスライドさせるとカバーが外れます。

かなり力がいるので写真のように工具を使っても良いでしょう。ここでは車用の内装はがしを使いました。

電源ユニットの取り外し

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汚いファン出てきて面食らうと思いますが、先に進みます。電波干渉を防ぐための金属製シールドを外します。かなり長いビスで固定されています。赤丸2本。

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さらに隣のビス2本を外します。端をもって少し揺らすと電源ユニットが外れます。裏側にコネクタと端子がついているので、ゆっくりと真上に引き上げるのがコツ。

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コネクタがあるので外します。引きちぎらないように注意しつつ、左右にグリグリしながらゆっくり引っ張ると取れます。

赤丸の隣の金属2本の棒は電源供給プラグです。これを曲げたりしてしまうと正常に動作しなくなってしまう恐れがあるので注意。

ケーブル類の取り外し

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本体を裏返し、基盤側の分解を進めます。Wi-Fiアンテナにつながっている配線3本を外します。軽い力ではめ込んであるだけなので、グリグリすれば外れます。配線の取り回しなどは写真を撮っておくと組み立ての時に役立ちます。

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次にリボン状のケーブルを外していきます。青いベロ部分を持って、左右にグリグリすれば外すことが出来ます。緑〇の幅広ケーブルは黒い部分がロックになっているので、ロックを上に起こすとケーブルを外せます。

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こちらのケーブルとコネクタも忘れずに。

シールド&マザーボード固定ビスの取り外し

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基盤とシールドを固定しているビスをすべて外します。赤丸がT8、緑がプラスねじです。

シールドの取り外し

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ビスが全て取れればシールドを取り外すことが出来ます。

マザーボードの取り外し

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ここから先はCPUグリスが無いと元に戻せなくなるので注意。CPUグリスが無い方はここまで。

CPU固定部の金具を取り外します。プラスネジ2本。

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マザーボードを外します。本体背面部分のHDMI端子やLANポートが筐体とひっかかり外れにくいこともあるので焦らず。

写真の赤丸部は電源ユニット取り外し工程で出てきた電源供給プラグです。これを曲げると不具合の原因となるのでマザーボード取り外し時は注意。

CPUグリスの塗りなおし

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古いCPUグリスをふき取ります。1年半使用後のグリスの状態は完全に乾いてはいませんが、触っても手につかない程度には固まっています。ウェットティッシュや、毛羽が出ないショップタオルなどを使うと綺麗にふき取れます。

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工場出荷状態の塗り方。なんだか雑??

グリスをふき取ったらこのタイミングでエアダスターを使って各部の清掃をしましょう。清掃終了後、いよいよグリスを塗っていきます。

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適量出して塗り広げます。

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こんな感じでOK!工場出荷状態ではみ出してるのでそんなに神経質になることもなさそうです。基盤のほかの部分にグリスがつかないように注意。

組み立て

あとは逆の手順で組み立てを行います。配線の取り回しや、ネジをなめないように注意しながら行いましょう。

作業後はファンの爆音がなくなった

同じようにエースコンバット7で石油備蓄タンクを大量に破壊するミッションをプレイしてみました。石油タンクを破壊した時の爆炎エフェクトの中を飛びぬけても、以前のようにファンが高速回転することは無くなりました。

PS4の熱対策はいろいろと方法はありますが、やはり内部の清掃とCPUグリス塗り直しが一番効果があるように思えてなりません。5月の時点でファンがうるさい方は夏が来る前に内部清掃を検討してみてはいかがでしょうか?

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