AMD純正クーラー、Wraith PRISMの分解方法メモです。
新たにメインPCを組みました。長年使っていたインテル製CPU(i7-4770)からAMD製のRyzen 7 3700xに換装し、無事Haswellおじさんを卒業しました。(Haswellおじさん)
Ryzenシリーズの上位モデルにはWraith PRISMというLED照明でピカピカ光る純正クーラーが付属しています。クーラー単体で販売、オークションなどでもそれなりの価格で取引されているようで人気のあるCPUクーラーですが、清掃、分解方法がいまいちわからなかったので色々試して(恐らく)ベストな方法を見つけましたのでメモしておきます。
Wraith PRISM Coolerの分解
クーラーの構造
拙い図で申し訳ないですがこのクーラーの構造がこちらです。
ヒートシンク部の溝にファンユニットの爪が4箇所引っかかっているだけです。
この緑矢印の部分。
つまるところファンユニットの爪を広げてあげれば取れるのですが、これがまた固い。
ヒートシンクを持って力をかけるとフィンが曲がったり折れたり、というか手に食い込んで痛い。素手では無理。かといってドライバーのような先が細いものを使うと局所的に力がかかってフィンがズタボロになってしまう…。
内装外しを使用する
というわけでPS4の分解清掃記事でも登場したこちらの道具を使用します。
本来は自動車の内装を取り外す工具ですが、プラスチックでできたものなら何にでも使えます。
クーラーを横にして爪の間にクリップリムーバーを差し込み…
隙間を広げるように力を加えると…
簡単に爪が外れます!
画像では少しだけヒートシンクが変形してますが、この方法を見つける前にあーだこーだやった結果です…。
この状態なら清掃もラクにできます。
ファンユニットはCOOLER MASTER製でした。
取り付け
取り付け時も逆の手順でOKです。片側の爪をはめたら反対側のヒートシンクとファニュニットの間にクリップリムーバーを差し込み…
ヒートシンクに爪がかかれば、あとは手で押し込んでやれば取り付けできます。
以上がAMD Wraith PRISM Coolerの分解方法になります。ただし、この方法だとマザーボードからクーラーを取り外す必要がありますので注意。まぁそのまま分解する人はいないと思いますが(笑)
以上参考になれば幸いです。