ウインカーを白熱球からLEDにする時は、同時にハイフラッシャー対策(ハイフラ対策)もしないといけません。ブレーキランプやバックランプをLED化していても、ハイフラ対策が面倒くさくてウインカーはLED化していない!という方も多いのではないかと思います。
ハイフラ対策の方法は何種類かあり、それぞれメリット・デメリットがあるので、改めて確認してみましょう。
ハイフラッシャー対策一覧
PIAA製ウインカーレギュレーターを使う
バッテリーと電球の間に接続し、点滅回数を制御するユニットです。最近の王道はこの方法のようです。
PIAA製のLEDバルブにしか正式に対応していませんが、相性次第では使えるLEDバルブもあるらしい。
価格が高いのと、動作が温度や環境により左右されることもあり、不安定さが残るのが気になるところです。
メリット
- お手軽にハイフラ対策が可能
デメリット
- 高価(Amazonで¥6000程)
- 車種によって相性がある
- PIAA製LEDバルブにしか正式対応していない
ウインカーリレーをIC式へ交換する
ウインカーリレーを差し替えるだけですから一番カンタンな方法です。
しかし近年は最初からIC式リレー(車載ECU内蔵)になっていて、交換出来ない車種も多く、車種を選ぶ方法です。ウインカーリレーを交換できる車種のみ可能です。
製品や車種によってはウインカーレバーを戻しても1~2回点滅したり、出し始め最初の一回が長く光るといった症状がでてしまい、点滅が安定しないといった問題もあります。
点滅の速さを調節可能な製品も多く出回っています。
上手くキマればコストが最小限で済むのが最大のメリット。
メリット
- 安価。コストは一番安上がり
- リレーを差し替えるだけなのでお手軽
デメリット
- 点滅が一定にならない
- ウインカーを戻しても数回点滅が続くこともある
- 元からIC式の場合は交換できない
ハイフラ防止抵抗内蔵のLEDバルブを使用する
最近はLEDバルブ内に抵抗を内蔵したものも登場しています。
しかし、熱に弱いLED素子と、高温になる抵抗が近接しているため、耐久性には不安が残ります。現にレビューは悪いものが目立ちます。
メリット
- 電球を交換するだけで済み、お手軽
デメリット
- 構造上、故障しやすいため耐久性に不安
メタルクラッド抵抗を使う
抵抗を並列に繋ぐことで、消費電流を白熱球並に増やしてハイフラを抑える一番シンプルな方法。造りも単純で、トラブルが少なく運用できます。
反面、抵抗がかなり熱を持つので、設置場所を考える必要があります。
言い換えれば熱対策さえしっかりやれば、一番実用的なハイフラ対策です。
メリット
- 動作が安定している
- 造りがシンプルで、故障の心配がない
- 比較的安価
デメリット
- ある程度の高温になるため抵抗の設置場所が限られる
純正でLEDウインカーの車種に乗り換える
元も子もないが一番確実な方法、安心安全の純正です。ハイフラなんてしません!
メリット
- 安心安全、メーカー純正!
デメリット
- 乗り換える手間、お金がかかる
最後に
まさに一長一短。これを機に是非ウインカーのLED化を検討してみてください。
LEDバルブ自体はどれが良いのか以下の記事で比較しています。参考にどうぞ!