クルマは10万キロで寿命だ、とよく言われていましたが、技術が進歩している昨今は、10万キロは通過点に過ぎないと言われています。
実際その通りです。10万キロ以上走った中古車が海外に(特にロシア)大量に輸出されているのは有名です。遠く離れた地で、20万キロ、30万キロと頑張るわけです。
しかし、現在の日本では7万5000キロ以内で車を手放す人が一番多いそうで、10万キロを越えた車を乗り続けているのは少数とも言われています。
じゃあ年末で3回目の車検を迎える走行距離13万6000kmのコルトの調子はどうなのよ?
10万キロ以上乗ったことのない方、以下参考までにどうぞ。
まだまだ余裕で走れる
はい、結論から言うとすこぶる快調です。
長距離走ってもワインディングロードを走っても問題なし!
確かに新車よりは劣っているかな…という箇所もありますが走行性能に関係ない部分なので問題ナシ。
各部の調子
エンジン
絶好調です。異音もしないし、オイル食いも無し。
オイルは3000~5000kmごとに自分で交換しています。ターボエンジンなので早めに。もちろんターボの異常もありません。
Mobil1等ちょっと高めな全合成油を入れています。
純正指定粘度は10W-30ですが、やはり10万キロを越えているので0W-40、10W-40という硬めのオイルをチョイス。硬いほうがエンジンも静かになり、軽い走り出しになります。
Mobil1、かなりオススメです。
タイミングベルトは10万キロ手前で自分で交換しました。工賃が浮き、部品代3万円だけで済みました。整備士の経験さまさまです。
トランスミッション
CVTですが、ジャダーや変速ショック、異音等全くありません。快調です。
CVTフルードはこれまでに3回交換しています。目安としては4万キロ毎。
13万キロで3回という頻度で交換している方って、少ないのではないかと思います。
壊れたら一番致命的なモノがCVTなのです。価格と工賃が高いから。
中古リビルト部品単体でも30万円近くするらしいので、そこまで行くと新車の頭金にでもしたほうが…となってしまうでしょう。
ちなみにCVTフルードの交換工賃はフルード代金込みで10,800円です。
CVTに優しい乗り方として、シフトダウンして強いエンジンブレーキを効かせるような走りはしないようにしています。CVTの金属ベルトにとんでもなく負荷がかかるので…
足回り
12万キロの時に車高調を入れたので、問題はありません。
取り外した純正のサスペンションですが、ショックのヘタレやオイル漏れもなく、まだまだ使えそうでした。
ひとつ心配なのがロアアームのブッシュ。これはゴム部品なのですが、経年劣化で硬化し、ヒビが入ってきていると前回の車検で指摘されているため。
普通はブッシュだけ打ち替えてハイ終了~、で済むのですが、コルトラリーアートはブッシュ単体の部品が無く、ロアアームごと交換になってしまうのです!勘弁して…。
下の「く」の字状の部品がロアアーム。片側で15,000円ほどします…。
車体、外装
一応雪国なので、冬場は融雪剤が撒かれ、車にとっては厳しい環境にもなりますが、サビは一切無し。
青空駐車ですが、樹脂パーツに劣化は殆ど見られず、黒い状態を保っています。
ヘッドライトは表面のコーティングが剥がれてしまい、一部黄ばんでいます。樹脂レンズのヘッドライトですから、これはどうあがいても防げません。
ちょこちょこと磨いていく予定です。
エアコンなどの電装品
エアコンは絶好調。夏でも走り出せば寒いくらいの風が出てきます。
バッテリーは5万キロを目安に交換。冬季前や、長距離ドライブに行く前には点検必須です。
内装
内装、特にダッシュボードの劣化で、位置がミリ単位でずれているのか走行中にビビり音がします。
気軽に分解できないパーツなので、これはもう気にしないのが一番。
大事なことはこまめに点検すること!
車の整備にはお金がかかりますが、普段からこまめに点検しておくことが非常に大事なことだと思うのです。
例えばブレーキランプが切れたままになっていたらみっともないし、追突事故に巻き込まれるリスクもあがるし、警察に捕まって反則金!ということになるかもしれない…。
悪いところを早めに治しておけば、後の高額な修理を無くすことだってできます。
人のカラダだって、早めの治療が肝心ってよく言いますよね??