【まえがき】
前提として、ウインカーLED化の際にハイフラッシャー対策としてメタルクラッド抵抗を使用するならば、PHILIPS製の抵抗がダントツでオススメです。
理由として、温度の上昇が他の製品と比べ緩やか、最高温度もかなり低めです。
温度が低いということは、設置できる場所の自由度が上がり、熱によるトラブルのリスクも減らすことができます。
この記事では、この抵抗の使用を前提にしています。
その他の製品を使用する方にはあまり参考にならないかもしれません。
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ウインカーをLED化する際のハイフラッシャー対策として、メタルクラッド抵抗を使用する場合の取り付け場所についてです。
メタルクラッド抵抗を使用する場合、製品によっては手で触るとヤケドする位まで温度が上昇します。
そのため、熱に弱い部品の近く(目安として約5cm以内)には設置しないようにすることが必要です。
設置してはならない場所
ケーブル、ハーネス、配線の近く
抵抗の熱によって配線の被覆が劣化し、ショートしてしまう可能性があります。こうなると火災の原因となるので、ケーブルや配線が近くを通っている場所には設置しないようにしましょう。
プラスチック部品、またはその近く
クルマの内装部品はほとんどがプラスチック製です。当然プラスチックは熱で変形したり、溶けたりしますので、プラスチック製の内装からは離す必要があります。
また、内装に直接貼り付けるのもNGです。
水のかかる場所
抵抗は電気部品なので、水のかかる場所はもちろんダメです。
ショートの原因になります。
これを守れば大抵の場所に設置可能です。
フロントの設置場所(例)
↑プラスチック部品に貼り付けてはならないと言ったにも関わらずプラスチックに貼り付けています(爆)
コルトの場合、エンジンルームに良い場所が無く、仕方なくプラスチック製のヘッドライトの側面に取り付けることになってしまいましたが、これではまずい。そこで、ホームセンターで売っていたアルミのパネルを介して取り付け、抵抗の熱がアルミで拡散されるようにしました。
そもそもこの場所はエアコンのホースやライト類のハーネスがある場所にも関わらず、エキゾーストマニホールドやタービンの熱が伝わりやすい場所であり、高温になりやすい場所なので、そんなに神経質になることもないように思います。
配線の接続には、抵抗の配線に最初からセットされているエレクトロタップをそのまま使用しています。
この状態で2年近く運用していますが、溶けたりショートしたりすることなく、ノートラブルです。
リアの設置場所(例)
リアは内張りを剥がし、ボディの金属部に直接取り付けています。
基本的に風の通り道がなく、条件次第では高温になりそうな場所ですが、抵抗の熱がボディにうまく伝わるため、意外と大丈夫。こちらも設置から2年半ノートラブル。
アルミテープのせいで仕上がりが雑ですが、コードが遊ばないようにするために貼っています。
ハーネスが多いので、接触さえしないようにすればOKです。
とりあえずPHILIPS製の抵抗買っとけば間違いない
冒頭にも書きましたが、PHILIPSの抵抗は比較的温度が高くなりません。
やや高価ではありますが、『抵抗が熱くなるのは不安だから…』という方にもオススメできます。
Amazonのレビューに詳細にデータを載せている方がいらっしゃるので探してみてください。