今年で8年目に突入するコルト。
年数が経ってもクルマを美しく保つには黒い所は黒く、透明な部分は透明さを保ち続けることが重要です。
しかし、このヘッドライト見て下さい…。
コーティングが剥がれてきて表面がガサガサ、細かいキズもあり、全体がくすんで見えます。おまけに若干黄ばんでいる。
これではみっともないので、対策を打ちます。
いきなりピカールで磨いても効果は微妙…
実は以前、ヘッドライトを磨くのならピカールを使うと良いという情報を得てやってみました。
結果としては、いくら磨いても効果はあまりなし。
少し磨いただけで黄ばみは若干ですが落ちたので、単に黄ばみを取りたいといった用途ならばピカールで良いと思います。
しかし今回のように表面のコーティングが剥がれ、ガサガサザラザラしているヘッドライトには効果が薄い。
こうなると今あるコーティングを全て剥がさなければヘッドライトはきれいになりません。
コーティングを剥がすには、紙やすり(耐水ペーパー)で削り落としてやる必要があります。
耐水ペーパーで磨く
というわけで、キレイなヘッドライト目指して磨いていきます。
用意したもの
- 耐水ペーパー
800番、1000番、1500番、2000番
黄ばみ落としだけなら800番はいらないと思います。今回はコーティングがガサガサなので800番スタート。
- コンパウンド
粗目、細目、極細
ホルツのラビングコンパウンドを用意。3種類あるものを選ぶとキレイに仕上がります。
- コンパウンド用スポンジ
コンパウンド磨きを手作業で行う時は専用スポンジがあると磨きやすく、効率が上がるのでオススメです。
- ヘッドライトコーティング剤
Amazonで安価&評判も良いSoft99 ヘッドライトリフレッシュを用意。
追記
ヘッドライトのコーティング剤には、自動車の塗装にも使われ、耐久性のあるウレタン系クリアを使うのがベストです。ですがウレタンクリア塗装は養生やある程度の慣れが必要なことから万人向けとは言えず…。
現状ベストなのは、お手軽にウレタン系コーティングができる3M製のヘッドライトクリアコーティング剤。施工性や耐久性の良さからおススメできる製品です。
マスキング
まずはヘッドライト周りをマスキングテープで養生します。
これをしないと、ヘッドライト周りのボディ塗装面が取り返しのつかない事になりますのでしっかりと。
800番で下地処理
一番粗い800番の磨きが重要。
ここで古いコーティングや黄ばみを全て取るつもりで削っていきます。
最初は縦方向、次に横方向にかけていきます。これを2回繰り返します。
黄ばんだ汁がたくさん出てきます。乾いてきたら水をつけて常に濡らしながら磨きます。
800番が終了し、水で洗ったところ。
全体が白く曇り、ホントにキレイになるのか不安になりますね…。
乾いたら手で触り、全体的にスベスベになっていたらOKです。磨き残しがあればもう一度磨いて下さい。
終わったらライトの表面をよく洗浄し、800番の削りカスを綺麗に洗い流します。
1000番で800番のキズを消していく
次に1000番で800番でできたキズを消していくつもりで磨いていきます。
1000番終了後。先程よりもヘッドライトの中が見えるようになりました。
同じように洗浄してから次工程へ。
さらに番手を上げ、磨いていく
この調子で1500番→2000番と磨いていきます。
2000番終了時。かなりはっきりと見えるようになってきました。
コンパウンドで磨く
次にコンパウンドを使って磨いていきます。
今回はバフ研磨(電動工具)ではなく、全て手作業。手で行っても時間をかければ仕上がりは良くなります!
粗目→細目→極細の順で丁寧に仕上げましょう。
粗目
2000番の曇りは粗目でほとんど取るつもりで磨いて下さい。
粗目だけでかなりスッキリすると思います。
細目
だんだんとくすみが消えていきます。
極細
進むごとにクリアになっていくのが分かるかと思います。
終わったら水でキレイに洗って、コンパウンド成分を洗い流し、乾燥させましょう。
仕上げコーティングをする
元からあったコーティングを削り落としたので、新たにコーティングをする必要があります。
これをしないと、またすぐに黄ばみ等が発生してしまうので、必ず行いましょう。
完成!
細かい傷はまだありますが、以前と比べるとまるで新品のような透明感です!
製品によりますが、コーティングの完全硬化に2~3日かかるので、この間はできるだけクルマを動かさないようにするのがベターです。
結構雑なペーパー掛け&コンパウンド磨きでしたが、ガサガサだった表面がツルツルになって大満足でした!
最後にもう一度比較!見違えました。