グランツーリスモSPORTをプレイ中、ふと気づくとPS4のファンの音がウルサイ!
走っている時(レース中)はハンコン操作や効果音でちっとも気にならないのですが、ホーム画面やスケープス(写真撮影)などの静かな場面でファンの音が気になる…。本体に触れてみるとやっぱり「熱い!」
やっぱりグランツーリスモSPORTは負荷が高いようです。マインクラフトだとこんなに熱くはならなかったと思うのですが。光出力端子があり、スタイリッシュな初期型PS4を壊したくはないので、対策することにしました。
PS4Proでの熱対策はこちら↓
まずは本体の掃除から
いろいろやってみる前に、まずは本体の掃除から。通風孔にホコリがたまっていると空気の通りが悪化し本体が熱くなる原因になります。意外とこれだけで解決することもあります。
とりあえずアルミテープを貼ってみた
掃除だけではイマイチだったので手持ちのアルミテープをPS4本体に貼り付けてみることに。
というのも、アルミは熱伝導率が高い(素早く熱を持ち、素早く放出する)ので、冷却にはもってこいだと思ったからです。クルマのラジエーターフィンやインタークーラーもアルミ製。
以下貼ってみた写真……。
追記:アルミテープによっては、剥がすときに本体に糊が残ってしまい、キレイに糊を除去するのに手間がかかってしまうこともあり得ますので、アルミテープの貼り付けは自己責任でお願いします。
本体に触れてみて熱い所を重点的に貼り付けました。2~3枚重ねています。やはり中央が熱いみたい。
見栄えが悪いのが欠点。
PC用のヒートシンクも置いてみました。
下の大きいヒートシンクは壊れたPS3を分解して取り出したモノ。
ハードオフでPCやPS3の残骸を漁るとヒートシンクが見つかることがあります。
見てくれは最悪ですが、壊れるよりマシです。
この状態でPS4を起動してグランツーリスモをしばらくプレイしていると、アルミテープやヒートシンクが物凄く熱くなる。貼る前と比べてもやっぱり熱い。どうやらアルミ素材は思ったよりも熱を吸収してくれるようですね。
更に対策:ヒートシンクを冷却する
PCのCPUはヒートシンクにファンが付いています。これをマネすることにしましょう。静音タイプのUSB扇風機(サーキュレーター)をヒートシンクとアルミテープめがけてセットします。
車のラジエーターと同じ原理ですね。
扇風機の電源はPS4から取っているので、PS4のスタンバイモード中の「USB端子に給電する」をOFFにしておけば、起動中のみUSB扇風機がONになります。
PS4本体を浮かせるとなお良い
本体の周囲に空間を作ったほうが更によく冷えるみたいなので、ナットとボルトの足をPS4の下に設置。3~4センチの空間が出来ました。USB扇風機を付けると、下の空間に風が流れてよく冷えてそう。
ていうかアルミテープよりも先にこっち試したほうが良いです!
追記:
スピーカー用のインシュレーターに交換しました。こちらのほうが安定していて、USBの抜き差しでもビクともしません。
結果は…
温度を測定してみましたので参考までに。
エアコン停止状態の部屋の気温は30.7℃…。少し動けば汗ばむ暑さ。
PS4に負荷をかけるため、GTSportを起動しリプレイを再生します。10分間程度。
温度が落ち着いたところで本体裏の排気口に突っ込んで測定。(この測り方が正しいのかは分かりませんが…)アルミテープを貼る前はちょっと見えにくいですが51.6℃と出ました。冬はストーブ代わりになりますね…。
一旦PS4の電源を切り、アルミテープを貼り付け。インシュレーターで本体を嵩上げ+ヒートシンク+USB扇風機を当て、先ほどと同じリプレイを再生した時の温度は51.0℃でした。思ったよりも下げ幅は小さいですね…。
しかしながらこの0.6℃が重要のようで、PS4のファンの回転数が上がることはなく、以前は気になっていたシーンでもファンの音が気にならなくなりました。ファンの音を小さくするという目標は達成です。
難点は静音タイプのUSB扇風機(サーキュレーター)がないと意味がない事。PS4のファンを高回転にしたくないから対策したのに、扇風機がうるさければなんの意味もないですからね。熱によるダメージは小さくなるかもしれません。