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恐怖の新潟バイパス!その道路事情と注意点

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新潟市民にとって欠かせない道路である新潟バイパス。全国にある他のバイパス道路と比べて、かなり特殊な道路であると思う。

ここではその道路事情と、バイパス初心者に向けたアドバイスを紹介してみる。

 

朝のラッシュ時の渋滞についてはこちらを参照。

www.4g15maimai.com

 

新潟バイパスの道路事情

新潟バイパスとは?

新潟市と新発田市(しばた)を結ぶ、全長37kmの道路であり、国道7号新新バイパス、国道8号新潟バイパス、国道116号新潟西バイパスから構成されている。それらをまとめて新潟バイパス、と呼ぶことが多い。

地元の住民の呼び方は、単にバイパスと呼ぶことが多い。

全線が国(国土交通省)の直轄区間(指定区間)になっている。

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全国屈指の交通量

平成27年度交通量センサスのトップ10ランキングの中に、新潟市内が3つもランクインしている。

 

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https://www.mlit.go.jp/common/001187536.pdf

 

いずれも新潟バイパス上の3地点。

1位の保土ヶ谷バイパスとは誤差といっても良いレベルで接戦。

10万台を超える交通量なので、朝ラッシュ時は3車線あっても渋滞するほど。

 

信号が一切ない

道中37kmに渡って、信号機は一切ない。全て立体交差方式のインターチェンジとなっている。

 

制限速度が高い

制限速度はそれぞれ一部を除き

  • 新潟西バイパス 80km/h
  • 新潟・新新バイパス 70km/h

となっている。新発田から新潟に向かう西行は一部50km/h規制の区間もある。

 

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実勢速度は高い

制限速度は上記の通りだが、実際は空いている時間帯(夜~早朝)では制限速度+10~20km/h程度速い速度で流れていることもある。当然、速度が出やすい時間帯は覆面パトカーや白バイによる取締りが行われているので注意。

しかしながら、平日昼間はトラックなどの物流車両が大量に走っているので、そこまで流れは速くない。

 

高速道路よりも高規格

南側を並走する高速道路、日本海東北自動車道が多くて2車線、新潟空港ICより北の区間は対面通行1車線であり、バイパスと同じく70km/h規制のため、高速道路と一般道で立場が完全に逆転している。

正面衝突のリスクが有る1車線道路をお金を払って走るよりも、無料で2~3車線ある道路を走ったほうがいいに決まっている。

 

左車線が突然出口になるトラップ

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一応出口を示す道路標示は存在するが、看板として案内しているものは無く、ボケッとしていると強制退場を余儀なくされる。全てのインターがこうなっているわけではなく、混在している事が余計に判りづらく、ややこしくしている。

車間距離が短い

何故か車間を詰めて走る車が多く、まさに団子状態で流れている。

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車線変更時も必然的に割り込む、割り込まれる形になってしまう。

 

案内標識が小さい、不親切

これは個人によって感じ方の差もあるが…

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ごちゃごちゃしていてわかりにくいと感じる。関東等によく見られる車線毎の標識はない。

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規格の古いものだとは思うが、案内標識もかなり小さく、見にくい。これでは市道以下のサイズだ。

 

路面の凹凸、アップダウンが激しい

都市部を走る道路ではあるがほぼ盛り土でできており、経年による地盤沈下や、過積載車両による凹凸ができているところもままある。段差が分かりやすいので、道路下のボックスカルバートがどこにあるか走っているだけで分かってしまう。

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補修跡がくっきり。

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高架上であってもこの有様。これは過積載車両によるものだろう。

 

近年に設計されたバイパス道路と比べると、アップダウンなど勾配が激しいのも見て取れる。

このアップダウンにより、速度低下する車が多く、渋滞の原因にもなっている。

 

バイパス初心者がバイパスを利用するときの注意点

右車線は走るな

2車線区間は左側、3車線区間は中央車線を走ると良い。いずれも早く行きたい車は勝手に右から追い越していくし、出口トラップにひっかかる心配も無い為だ。

 

それに、新潟バイパスの事故は最も右の車線が一番多い。何を急いでいるのか知らないが、車間が特に狭いのが右車線。追突事故が多いので、右車線はなるべく走らないほうが良い。

 

出口渋滞に注意

インターによっては出口の信号待ち渋滞が、本線上まで伸びていることがある。速度差が大きくなることに加え、渋滞の列に本線から割り込もうとして急減速する危険な車もいるので、充分注意したい。

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出口分岐から1.2km手前に渋滞最後尾があることも。

 

降りる出口の下調べを

新潟市内に用事がある場合、降りるインター名を事前に調べておこう。「次は〇〇IC」という案内標識が必ずあるので、目的のインター名が見えたら左車線に移れば、交通量の多いバイパスでも余裕をもって車線変更出来る。

 

おわりに

ルールとマナーを守って走行すれば、とても快適な道路である新潟バイパス。この記事が、バイパスを初めて利用する方の役に立てば幸いである。