福島県会津地方と山形県を結ぶルートといえば国道121号大峠道路。標高約1200mをトンネルと橋で貫く、整備が行き届いた道路です。
そしてR121と対をなすようにひっそりと存在する林道があります。山形県側を林道飯豊桧枝岐線、福島県側を林道一の木線といいます。
もともとは飯豊檜枝岐線で統一されていたようですが、諸々の林道計画の見直しに伴い、現在は名称変更が行われたようです。
標高が高い区間を通るので冬期通行止め区間ですが、2019年5月の終わりに解除され、現在は山形~福島間の通り抜けが可能となっています。
今回はこの区間を走ってきました。
走行記
地図で見る、今回通った区間
新潟からR49~R459を走行、会津方面へ。
R459もそこそこ有名な酷道ですね。4+1ヘアピンや集落内の1車線幅、突然現れる登坂車線など、走って楽しい道路です(^_^;)
福島県旧山都町(やまと)まで降りると、r43との交差点があります。酷道にありがちな国道側が一時停止です。
飯豊山への案内は何故か緑色で高速道路みたい。この飯豊山の案内がそのまま林道への案内となります。
ちなみにここから山形県側の源流の森までトイレがないので注意。会津坂下方面へ約3km向かうとコンビニが一軒あります。
途中R459(喜多方方面)は右へ。林道へは直進します。ここでの飯豊山は普通の表記ですね。
道中は離合にやや気を使うような狭い区間がありますが、待避所もそれなりに多いので問題はないかと。拡幅工事?を行っている箇所もいくつかありました。
途中、川入方面→と書かれた看板があるのでここを右折。飯豊桧枝岐線(一の木線)への入り口です。バリケードも交差点の隅に置かれていたので、通行止め時はここから封鎖されるものと思われます。
ちなみにここを直進するとR459の新潟よりに戻されます。
林道へ
青看も整備され、すれ違いも余裕で出来るほどの道幅があります。
正確には途中の集落までは林道川入線というのが正式名称のようです。この集落を過ぎると林道一の木線になります。
適度なコーナーと直線で構成された道路が続きます。路面状態もよく、バイクツーリングのコースとしても良いかも。
時期の関係も大ですが、コーナー途中で植物が飛び出ていたり、路面に小さな落石があったりと注意が必要な場所もありました。
晴れていたら眺めも良さそう。
県境
登っていくと立派なアーチトラス橋が出現。
小白布沢大橋。
「携帯電話がつながるのはこの橋付近だけです」とありましたが、林道になってからの道中ところどころ繋がりました。ちなみにドコモ。
橋の上はビューポイント。天気が良ければ良い眺めなんですが…。
橋を超えるとすぐに飯豊トンネル。山奥のトンネルですが照明はLEDで明るいトンネルでした。
トンネルを抜けると山形県飯豊町になります。道路名も飯豊桧枝岐線へ。
山形側へ
山形側はやや高速コーナーが続くワインディングですが、やや路面が荒く注意が必要。
土砂崩れ対策の土のうによって路肩縮小区間も何箇所か存在してました。必ず徐行看板が設置してあり親切ですね(^^)
中津川地区まで降りてきました。人の住んでいる地域の方が路肩がなく道路が狭く感じます。地元の人が歩いていたりするのでゆっくりと。
ちなみに林道区間ですれ違った車は2台だけでした。
そして源流の森からr4を経由してR121へ。R121大峠経由で会津方面へ戻ることもできますが、せっかくなので米沢、r2西吾妻スカイバレー経由で磐梯山ゴールドラインへ。ほぼほぼ全線ワインディングです。
広大な猪苗代湖を眺めたのち帰還しました。
今にも雨が降りそうなどんよりとした天気にここに来たのはやや失敗でした。晴れの日には絶景が見られると思いますのでみなさんもぜひツーリングコースにいかがでしょうか?